しつけ・トイレ初心者のための飼い方行動・性格・しぐさ飼い方ブログ
【うさぎブリーダー解説】うさぎを抱っこしたい時、どうしたらいい?

まずは“触られることに慣れてもらう”ことから。抱っこが上手になるための基本を解説
「うさぎを抱っこしたいけれど、すぐ逃げてしまう」
「抱っこに慣れてほしいけれど、嫌われたくない」
「どうやって練習したらいいのか分からない」
こうした“抱っこ”のお悩みはとても多く、うさぎさんと暮らし始めた方が一度はぶつかるテーマかもしれません。
犬や猫のように自然に抱き上げられるイメージを持たれやすいですが、うさぎさんにとって抱っこは少し特別なことです。
まずお伝えしたいのは、うさぎさんは本能的に“抱っこされること”を怖がりやすい動物だということです。
そのため、最初から「抱っこしよう」と思っても、うまくいかないのは珍しいことではありません。
今回は、うさぎ専門店の視点から、抱っこの考え方と、少しずつ慣れてもらうための進め方を分かりやすくまとめます。
1.うさぎさんが抱っこを嫌がりやすいのは自然なこと
うさぎさんは自然界では食物連鎖の下位にいる動物です。
そのため、体を捕まえられることや持ち上げられることは、本能的に「危険」と感じやすい傾向があります。
つまり、抱っこを嫌がるのは
- 飼い主さんが嫌いだから
- 懐いていないから
- わがままだから
ではなく、うさぎさんとして自然な反応であることが多いのです。
まずはこの前提を飼い主さんが知っておくことが、とても大切です。
2.「抱っこしたい」が強すぎると、逆に伝わってしまうことも
抱っこにチャレンジする時、飼い主さん側も
- うまくできるかな
- 逃げられたらどうしよう
- よし、今日は絶対抱っこするぞ
と、気持ちが強くなりやすいですよね。
でも、うさぎさんはとても敏感なので、そうした普段と違う空気を感じ取ることがあります。
飼い主さんが緊張していたり、意気込みすぎていたりすると、その雰囲気に反応して、余計に警戒してしまうこともあります。
抱っこを成功させたい時ほど、飼い主さんの方がリラックスしていることが大切です。
3.いきなり抱っこではなく、“触られること”に慣れてもらう
抱っこを上手にするためのいちばんの近道は、
まず体に触れられることそのものに慣れてもらうことです。
いきなり持ち上げようとすると、うさぎさんにとっては怖さが強すぎます。
そのため、まずは「触られても大丈夫」「触られると安心する」と感じてもらうことから始めましょう。
4.なでる場所は少しずつ広げていく
最初から全身を触ろうとせず、うさぎさんが受け入れやすい場所から少しずつ慣らしていくのがおすすめです。
触る練習の流れ
- まずは おでこ
- 慣れてきたら 背中
- その後、体の側面
- さらに、お尻やしっぽ付近 へ
このように、少しずつ範囲を広げていくと、うさぎさんも受け入れやすくなります。
「今日はここまで平気だったな」
「この辺を触ると少し嫌そうだな」
と、その子の反応を見ながら進めていきましょう。撫でることが平気になるとブラッシングをさせてくれたり、皮膚の病気にも気が付きやすくなったりするので、お勧めです。
5.嫌がったら追いかけない
もし、触った時にうさぎさんが嫌がって逃げたとしても、
無理に追いかけないことがとても大切です。
うさぎさんからすると、
- 逃げた
- 追いかけられた
- 捕まえられた
となると、「飼い主さんとの関わり=嫌なもの」と覚えてしまうことがあります。
抱っこを目指すなら、
逃げたら一度やめる、待つ、また落ち着いた時にチャレンジする
という流れの方が、結果的にうまくいきやすいです。
6.“なでられるのが平気”の先に抱っこがあります
抱っこは、なでることの延長線上にあるものです。
おでこや背中を触られても落ち着いていられる、体の横やお尻側にも少しずつ慣れてきた、という状態になってくると、抱っこへのステップも進めやすくなります。
つまり、抱っこ成功のカギは
「持ち上げる技術」だけでなく、「その前の信頼づくり」
にあると言えます。
急がずに、まずは「この人に触られても大丈夫」と思ってもらえる時間を増やしていきましょう。
7.抱っこは“慣れ”と“目的”の両方が大事
うさぎさんとの暮らしでは、抱っこが全く必要ないわけではありません。
たとえば、
- 爪切り
- 通院
- ケージへの出入り
- 体調不良時のケア
- 緊急時の移動
など、抱っこや保定が必要になる場面はあります。
だからこそ、「抱っこ好きにしなきゃ」と思い詰める必要はありませんが、
必要な時に安全に扱えるようになることはとても大切です。
“可愛がるための抱っこ”だけでなく、
健康管理のための抱っこ
として、少しずつ慣れてもらう意識も持っておくとよいでしょう。
また、キャリーケース慣れも大切です。カバーで目隠しができるとうさぎさんも落ち着きます。
8.抱っこが得意な子・苦手な子がいます
ここも大切なポイントです。うさぎさんには個体差があり、
- 比較的すぐ慣れる子
- なでられるのは好きでも、抱っこは苦手な子
- かなり慎重で時間がかかる子
がいます。
そのため、他の子と比べて「うちの子は全然できない」と焦らなくて大丈夫です。大切なのは、その子のペースを尊重すること。
抱っこを好きになれなくても、必要な時に落ち着いて扱えるようになるだけでも十分大きな前進です。
おわりに:抱っこは“信頼づくり”から始まります
うさぎさんの抱っこは、最初からうまくできなくて当たり前です。
むしろ、嫌がるのは本能として自然なことでもあります。
- まずは抱っこを嫌がる理由を知る
- 飼い主さんがリラックスする
- おでこや背中から少しずつ触られることに慣れてもらう
- 嫌がったら追いかけずに待つ
- 抱っこは信頼関係の先にあるものと考える
焦らず、少しずつ。
その子のペースに合わせて進めていくことが、抱っこ成功へのいちばんの近道です。
「抱っこしなきゃ」ではなく、“この子が安心できる関わり方を増やそう”という気持ちで向き合ってみてください。
うさぎ専門店ルピナスラビトリーではうさぎさんの相談も承っています。お気軽にご相談ください。











