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うさぎさんが人にマウンティングするようになった時は?理由と対処法をうさぎ専門店が解説

うさぎさんと暮らしていると、ある日突然、飼い主さんの腕や足にしがみついて腰を振るような行動をすることがあります。
いわゆる「マウンティング」と呼ばれる行動です。
初めて見ると、びっくりしてしまったり、「やめさせた方がいいの?」「怒った方がいいの?」と不安になる飼い主さんも多いと思います。
マウンティングは、うさぎさんにとって本能的な行動のひとつです。
ただし、人に対して頻繁にするようになると、噛みつきや興奮、ケガにつながることもあるため、落ち着いて対応してあげることが大切です。
今回は、うさぎさんが人にマウンティングする理由と、見直したいポイント、対処法についてご紹介します。
うさぎさんのマウンティングとは?
マウンティングとは、相手に乗りかかるようなしぐさや、しがみついて腰を振るような行動のことです。
男の子だけの行動と思われがちですが、女の子でも見られることがあります。
発情に関係している場合もあれば、自己主張や遊び、興奮、においへの反応として行う場合もあります。
そのため、マウンティングをしたからといって、必ずしも「問題行動」と決めつける必要はありません。
ただし、人の腕や足にしがみつく、噛む、離れない、毎日のように繰り返す場合は、生活の中で対処してあげる必要があります。
思春期や発情による行動
うさぎさんが人にマウンティングする理由として多いのが、成長にともなうホルモンの影響です。
子うさぎの頃は大人しかったのに、ある時期から急にマウンティングが増えた場合、思春期に入り、発情や縄張り意識が出てきている可能性があります。
男の子では、マウンティングのほかに、スプレーのようなおしっこ飛ばし、足元をぐるぐる回る、興奮して落ち着かない、といった様子が見られることもあります。
女の子でも、巣作りのような行動や、急に気が強くなるような変化が見られることがあります。
このような行動は本能によるものなので、叱ってやめさせるより、興奮しにくい環境を作ることが大切です。
飼い主さんへの自己主張の場合も
マウンティングは、発情だけでなく「自分の方が強い」「これは自分のもの」という自己主張として出ることもあります。
特に、飼い主さんの足にまとわりついたり、腕にしがみついたりする場合、飼い主さんに対して強く関わろうとしていることがあります。
また、なでてほしい、かまってほしい、遊びたい、という気持ちが興奮につながり、マウンティングになってしまう子もいます。
うさぎさんにとっては悪気のない行動でも、人に対して繰り返すと困ってしまいますよね。
そのため、「してはいけないこと」として、やさしく境界線を作ってあげることが大切です。
においに反応していることもある
うさぎさんはにおいに敏感な動物です。
飼い主さんの服、靴下、手、布団、クッションなどに反応して、マウンティングをすることがあります。
特に、外から帰ってきた時の服や、汗のにおいがついた靴下、他の動物のにおいがついた衣類に反応する子もいます。
いつも同じ服や場所にだけマウンティングする場合は、においがきっかけになっているかもしれません。
洗濯した服に替える、靴下を脱いで近づかない、反応しやすいクッションや布類を片付けるなど、原因になりそうなものを減らしてみましょう。
退屈や運動不足が関係することも
ケージの中にいる時間が長い、遊ぶ時間が少ない、刺激が少ない環境では、エネルギーが余って興奮しやすくなることがあります。
その結果、部屋んぽ中に飼い主さんの足へまとわりついたり、マウンティングにつながったりする場合があります。
うさぎさんには、安心して動き回れる時間や、かじって遊べるおもちゃ、掘る・探す・くぐるといった行動ができる環境も大切です。
マウンティングが増えた時は、運動量や遊び方も一度見直してみましょう。
叱るより、静かに離す
人にマウンティングしてきた時に、大きな声で怒ったり、強く振り払ったりするのはおすすめできません。
うさぎさんが驚いてしまったり、逆に興奮が強くなったりすることがあります。
マウンティングしてきた時は、できるだけ落ち着いて、そっと体を離します。
そして、少し距離を取り、興奮が落ち着くまで相手をしないようにします。
ポイントは、「マウンティングすれば構ってもらえる」と覚えさせないことです。
大きなリアクションをすると、うさぎさんによっては「反応してくれた」「遊んでもらえた」と感じてしまうことがあります。
静かに離して、落ち着いたらまた普通に接するようにしましょう。
足や腕にしがみつかせない工夫
人にマウンティングする癖がついている場合は、しがみつきやすい状況を減らすことも大切です。
たとえば、部屋んぽ中に床へ座ると腕に来てしまう子は、しばらく座り方を変えてみる。
足にまとわりつく子は、厚手の靴下やズボンでガードしつつ、近づいてきたら早めに別の遊びへ誘導する。
同じクッションやブランケットに反応する子は、その布類を片付ける。
このように、マウンティングが起こりやすい場面を減らしてあげると、少しずつ落ち着いてくることがあります。
代わりに遊べるものを用意する
マウンティングのエネルギーが強い子には、かじれるおもちゃや牧草のおもちゃ、トンネル、ほりほりできるマットなどを用意してあげるのもおすすめです。
ただし、ぬいぐるみや布製品を使う場合は、かじって中身を食べてしまわないか注意が必要です。
誤飲の心配がある子には、布製品よりも牧草や木製のおもちゃの方が安心です。
「人にしがみつく」以外の行動へ気持ちを向けられるように、遊びの選択肢を増やしてあげましょう。
噛みつきがある場合は注意
マウンティングと一緒に、足や腕を噛む子もいます。
これは、しがみつく時に興奮して噛んでしまう場合や、相手を動かそうとして噛む場合があります。
軽く噛む程度でも、繰り返すと人がケガをしてしまうことがあります。
また、うさぎさん自身も興奮しすぎて、転倒や爪の引っかかりにつながることがあります。
噛みつきがある場合は、無理に手で押さえ込まず、厚手の服で肌を守りながら、落ち着いて距離を取りましょう。
頻繁に噛む、攻撃的になっている、急に性格が変わったように見える場合は、体調不良や痛みが隠れていないか動物病院へ相談することも大切です。
去勢・避妊手術で落ち着くことも
ホルモンの影響が強い場合、去勢・避妊手術によってマウンティングやスプレー行動、強い興奮が落ち着くことがあります。
ただし、手術には麻酔のリスクもあり、年齢や体調によって判断が必要です。
「マウンティングをやめさせたいからすぐ手術」と考えるのではなく、健康状態や将来的な病気予防も含めて、うさぎに詳しい動物病院で相談してみましょう。
特に女の子の場合、避妊手術は子宮の病気予防の面でも検討されることがあります。
その子にとって必要かどうか、メリットとリスクをしっかり聞いたうえで決めると安心です。
アメリカンラビット専門店のLupinus Rabbitry(ルピナスラビトリー)では、福岡市や山形県でうさぎさんに強い動物病院をご紹介しております。避妊手術などのうさぎさんに強い動物病院を知りたいお客様はお気軽にお問い合わせください。
急に始まった場合は体調変化も確認
今までなかったのに急にマウンティングが増えた場合、環境や体調の変化が関係していることもあります。
たとえば、引っ越し、模様替え、新しい家族やペット、生活リズムの変化、部屋んぽ時間の変化などがきっかけになることがあります。
また、痛みや不快感がある時に、落ち着かない行動として出ることもあります。
食欲やうんちの状態、動き方、触られるのを嫌がる場所がないかも一緒に確認しましょう。
マウンティング以外にも気になる変化がある場合は、早めに動物病院へ相談してください。
やってはいけない対応
マウンティングをやめさせたい時でも、次のような対応は避けましょう。
- 大声で怒鳴る
- 叩く
- 無理やり押さえつける
- ケージに罰として閉じ込める
- 興奮している時に追いかける
- 嫌がるのに何度も抱っこする
うさぎさんは怖い経験をよく覚えます。
強く叱ることで、飼い主さんへの信頼が崩れてしまうこともあります。
大切なのは、怒ってやめさせることではなく、興奮しにくい環境を作り、マウンティングしても反応しすぎず、落ち着いた行動へ誘導してあげることです。
まとめ
うさぎさんが人にマウンティングするようになった時は、発情、自己主張、においへの反応、遊びたい気持ち、運動不足、環境変化など、さまざまな理由が考えられます。
本能的な行動のひとつなので、うさぎさんを叱りつける必要はありません。
ただし、人にしがみつく、噛む、興奮が強い、毎日のように繰り返す場合は、生活の中で対策してあげましょう。
マウンティングしてきた時は、静かに離して、興奮が落ち着くまで相手をしないこと。
においや布類、部屋んぽ環境、運動量、遊び道具なども見直してみましょう。
また、ホルモンの影響が強い場合は、去勢・避妊手術について動物病院で相談するのもひとつの方法です。
うさぎさんの行動には、必ず何かしらの理由があります。
困った行動だけを見るのではなく、「なぜ今この行動が出ているのかな?」と考えながら、その子に合った対処をしてあげてください。









